体のコラム

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噛みしめの原因

普段、無意識に噛みしめを起こしていませんか?
噛みしめによって常に緊張状態が続いていると、首や肩が凝ったり、頭痛が起こったりします。
もしかしたら、その噛みしめの原因は骨格の歪みからきているのかもしれません。
今回のコラムでは、骨格の歪みによってどのようにして噛みしめが起こるのか、一つの歪み方を例に説明していきたいと思います。

健常な人は唇を閉じているとき、上下の歯には隙間が空いています。このとき、舌は上顎の口蓋ついています。
しかし、現代の日本人は昔に比べ顎が小さくなったため、口腔内に舌が収まらない人もいます。この場合、舌は喉の奥に追いやられ、気道が塞がれることで呼吸困難になります。
気道を確保するためには上を向く必要があります。上を向くと、耳の中の耳石という器官が、頭部を水平に保つように反射し、頭部は前に出でます。
正しい姿勢の人は、頸椎と腰椎はわずかに前弯しており、胸椎はわずかに後弯しています(図1(a))。

ここから上を向き頭部を前に出すことで、頸椎の前弯は大きくなります。
頭部が前に出たことで、バランスを崩し、このままでは前に倒れてしまうので、胸部を後ろに移動させることでバランスを取ります。そのため、胸椎の後弯が大きくなります。同様に、バランスを取るために腰椎は後弯になり、ひざが曲がります。この結果、図1(b)のような姿勢になります。

この人が筋力の低下や見た目を気にすることで、膝を伸ばしたとします。膝を伸ばすと、腰椎は前弯します。腰椎が前弯することで胸部は前に出て倒れそうになります。そこで、胸椎を前弯させ、胸部を後ろに移動させることでバランスを取ります。
胸部が後ろに移動したことで、首は後ろに引っ張られます。同様にバランスを取るため、頸椎は後弯になり、顔は下を向きます。その結果、図1(c)のような姿勢になります。
図1(b)では、上を向くことで気道を確保していたので、図1(c)の姿勢になると、呼吸しにくくなります。そこで、首をさらに後ろに移動させることで気道を確保します。

図1 頸椎と腰椎の湾曲

このときの顎の動きを考えるため、頭部と顎の動きの関係について説明します。
顎は下顎と上顎に分けられ、上顎は頭蓋骨とつながっていますが、下顎はつながっていません。そのため、どちらか一方が動くと、もう一方はバランスを取るため、逆方向に動きます。

例えば、図2(a)の状態から、(b)のように頭部を前に出すと、下顎は後ろに動きます。
逆に図2(a)の状態から(c)のように頭部を後ろに引くと、下顎は前に動きます。また、図3(a)の状態から、(b)のように、頭部に上向きの回転を与えると、下顎は引く向きに動き、頭部に下向きの回転を与えます。逆に、図3(a)の状態から(c)のように、頭部に下向きの回転を与えると、下顎は出す向きに動き、頭部に上向きの回転を与えます。
図1(c)の場合、頭部を後ろに移動させることで、下顎は前に出ます。下を向いている状態で下顎が前に出ることで、噛みしめが起こります。

図2・図3 頭部と顎の動きの関係

このように、骨格の歪みから噛みしめが起こる場合もありますので、噛みしめでお悩みの場合は、カイロプラクティックにより骨格の歪みを調整することをお勧めします。

当院では、お一人おひとりの状態に合わせた施術やアドバイスを行っていますので、ぜひご相談ください。

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